キャリア徒然日記

キャリアを中心とした人材マネジメントについて思いつくままに綴っています。

アーリーリタイアを検討することは、残りの人生を有意義にするためにとても良いですよ

アーリーリタイアとは、「定年を待たずに退職・引退し、残りの人生を自由に生きる」という生き方のことです。日本企業ですと、定年退職年齢は60~65歳が主流ですかね。それを前倒しして40代などで定職に就かない生活を過ごすということです。

アーリーリタイアを実現する上で最大の課題が、「お金」です。資産と運用、生活スタイル、そして年金の金額で残りの人生を文字通り「逃げ切れるか」を見切るのですが、それが難しい。運用利率なんて読めないし、物価上昇率も分からないし、家族状況がどう変化するかも分からないし、養育費・教育費が読めないし、何歳まで生きるかもわからないし、どんな病気にかかって治療費がかかるか分からないし、など意思決定に必須なことが分からないことだらけです。

だからアーリーリタイアは、決断力と実行力が非常に強く求められます。

 

私は、40歳ぐらいから資産の管理の詳細化と運用方針のアクティブな見直しに着手しました。今思うと、その頃から残りの人生について漠然と考えるようになり、人生の選択肢を増やすためにアーリーリタイアに必要な資金を意識し始めたのだと思います。そして、アベノミクスの当初の勢いは、私の運用商品の価格を大きく押し上げ、「あれ、もしかして贅沢しなければ、もう働かなくてもいいんじゃないか?」と思ってしまったのです(残念ながらそれは一時の相場で、その後大きく資産を減らすことになりました)。

そうなると、一気にアーリーリタイアの選択肢に心が奪われ、アーリーリタイア実践者のブログをこまめにチェックして、アーリーリタイアするための心構え、お金についての考え方、生活スタイルと支出に密接な関連があること、アーリーリタイア後の生き方や楽しみ方、など生の情報をどんどんと蓄積させていきました。

 

このような意識の変化は、退職する決断の時に作用していたと思います。そして、退職後に私は期限を定めない充電期間を設けることにしたのです。アーリーリタイアの検討によって、「そのうち働き出すのであれば、先行きは大丈夫」という安心感を抱えていることは、本当に私に勇気を与えてくれています。私は小心者なので、そこがないと人生の別のレールに移れなかったはずです。

 

節目研修で、「働かずに生きていく算段をしなさい」というのは人によっては楽しく学べる気がしますね。しかし、残りの人生でネガティブ要素が多い人の場合は、かなり酷な研修になりそうです。だけど、自分の残りの人生に責任を持たせるという意味では、効果的だと思います。そして、一時期それに真剣に向き合って、その結果、退職・起業という変化を遂げている自分だからこそ出来る研修が提供できそうです。

そして何より、自分の体験や思考が仕事である研修に結びつけば、大変楽しい人生になりそうです。サニー・S・ハンセンが提唱しているILP(Integrative Life Planning)的な生き方の実践とは、こういうことではないかと思います。

 

まとまりがなくなってきたので、そろそろ締めたいと思いますが、冒頭に申し上げた「アーリーリタイアを検討することは、残りの人生を有意義にするためにとても良いですよ」、というのは私の実体験からでした。

社会と同様に自分の人生も不透明極まりないですが、自分の人生に向き合う勇気を持つことは、自分の未来を能動的に切り拓くことにつながります。

 

「未来を予測する最善の方法は、それを発明してしまうことだ」
byパーソナルコンピュータの父 アラン・ケイ