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キャリア徒然日記

キャリアを中心とした人材マネジメントについて思いつくままに綴っています。

我々の未来を想像するためにお勧めのAmazon Primeの映画

唐突な告白ですが、僕はAmazon Prime Videoを愛用しています。年間3,900円で、無数とも言えるTV番組や映画が見れるわけですから、本当に良い時代になったものです。

 

最近、近未来モノの映画(しかもどちらかと言えばマイナー)を好んで見ていたのですが、そこにある共通点が潜んでいることに気付きました。その共通点とは、「科学が発達した近未来において、人間はどのように生きるべきか」、ということです。この説明は、映画紹介の後で詳述したいと思います。全4本です。なるべくネタバレにならないように紹介したいのですが、記事の性質上全てを隠すことは難しいので、その点はご了承ください。

 

では、1本目。「月に囚われた男」です。

月に囚われた男 (字幕版)
 

 近未来──地球の資源は底をついた。
宇宙飛行士のサムはエネルギー源を月より地球へ送るために、ルナー・インダストリーズ社よりたった一人で派遣されていた。
月での生活は、毎日決まった時間に起き、ランニングマシーンに乗り、ヘリウム3を採掘するだけの日々。
話し相手はコンピューターのガーティだけ。
地球との交信は衛星の故障によりできず、録音したメッセージをやり取りするのみ・・・。
3年という契約期間を淡々とこなし、やっと、地球に戻れる日が2週間後に迫っていたのだが―――!?

 自分のクローンが密かに量産される中で、自分は本当にオリジナルなのか、家族との思い出は本物なのか、といった人間の心理描写を見事に描いています。見ながら、何となくジムキャリーの「トゥルーマンショー」を思い出しました(「トゥルーマンショー」も以前は無料で見れたのですが、今調べたら有料化されていました)。自分として生きていると信じていた人生が、実は違っている可能性があるとしたら。そのような場面を迎えた時のアイデンティティ崩壊とは。そんなことを考えながら鑑賞しました。

 

2本目は、「リミットレス」です。

リミットレス (字幕版)
 

 脳を100%活性化する新薬と出会い、人生のどん底から財界の頂点へと駆け上がる男、エディ。
だが成功の果てには、恐るべき副作用と罠が待ち受けていたー。
作家志望のエディは、元妻の弟から通常は20%しか使われていない脳の力を100%活性化する新薬NZT48を渡される。
疑いながらも服用した30秒後、エディの頭は劇的に覚醒し、一晩で傑作小説を書き上げる。
語学や数学など、あらゆる力を吸収したエディは、やがてビジネス界に進出。
ウォール街で伝説的な投資家カールと手を組み、ハイスピードで富と権力を手に入れる。
だが、そんな彼を待っていたのは、NZT48を巡る泥沼の争いと恐ろしい副作用だった。
果たしてエディはこの危機を乗り切り、運命に打ち勝つことができるのかー?

 上記の映画紹介文にも書かれていますが、一説には、人間は脳の能力の数%~数十%しか使用されていないそうです。どうもあまり科学的根拠はないのですが、しかし、時には脳に何らかの障害を持った人が常人とはかけ離れた能力(例:数学的能力、記憶力)を保持していたり、アメリカでは、頭をよくするスマートドラックがビジネスマンにも使われている、といった話を聞いたりします。個人的な願望としても、「自分の脳の潜在的能力をもっと引き出せたらいいのに」とは、多くの人が抱くのではないでしょうか。現在の科学力で追求すれば、映画のような新薬が生み出されることもあり得るように思います。

 

3本目は、「ダカタ」です。

ガタカ (字幕版)

ガタカ (字幕版)

 

 DNA操作で生まれた“適正者”だけが優遇される近未来。自然出産で生まれ、劣性遺伝子を持つ人間は“不適正者”として差別されていた。そんな不適正者の一人ビンセントは宇宙飛行士になる夢を抱いて家族のもとを飛び出し、優秀な遺伝子を持ちながら事故で下半身が不自由となった若者ジェロームと出会う…。

現代社会においても、優れた能力を持つ人間しか科学者や宇宙飛行士などのエリート的な職業に就くことは出来ません。そこには優れたDNAがベースとなっているはずですが、実際には先天的資質以外にも「努力」によって獲得できる後天的資質があることで、人間は色々なことに可能性を見出して頑張るわけです。

この映画ではDNA操作だけではなく、DNA検査を強化することで将来の疾病可能性や寿命についても診断しています。これも現代の科学技術をもってすれば充分実現可能性のあることではないでしょうか。

 

最後の4本目。「エクス・マキナ」です。

 世界シェア率No.1の検索エンジンを運営するブルーブック社でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さないCEO.ネイサンが所有する大自然の中の邸宅に1週間滞在するチャンスを得る。
人里離れたその地に到着したケイレブ。彼を待っていたのは、ネイサンが極秘に開発した美しい女性型ロボット“エヴァ"に搭載された人工知能(AI)のチューリング・テスト"に協力するという、興味深くも不可思議な実験だった・・・

近未来というよりは、既に実現した未来に近くなっているAIの話です。AIは果たして人間を越えていくのか。10年前にはSFの世界でしか語られてこなかった話が、最近はチェスや将棋の世界でトッププレーヤーを破るマシンが出現したり、AIに取って代わわれる職業が発表されたりと、AIとその影響が世間一般でも話題に出るようになりました。もう少し時代の針を進めてみると、どのような世界が誕生しているのか。必ずしもこの映画で語られているような世界ではないように思いますが、思考の振り幅を広げる役に立ちます。

 

映画は物語性を高めるために、ディストピア的世界(ユートピア的世界の反対)を描くことが多いと思います。なので、未来について過度に悲観的になる必要はないと思いますが、人間の欲望や倫理観が歪んでしまう可能性もあるわけで、映画で描かれているような世界を否定しきれないところが何とも恐ろしいことです。

そして、どのような世界になろうとも、結局は「自分自身のアイデンティティや価値観」をしっかりと持ち、自分の幸せのために生きていくしかないことを改めて感じたわけです。

そして、21世紀に生きる人間として「倫理観」を常に高めておく必要があると思いました。ダークサイドでは生きていきたくないので。