キャリア徒然日記

キャリアを中心とした人材マネジメントについて思いつくままに綴っています。

全ての社長は頭の中に人材マネジメント戦略を持っている

最近手掛けた仕事があります。それは数年来の友人で、一緒に海外旅行も何度か行ったことのある中小企業(といっても社員数は200名超)の社長さんと沖縄で4泊5日の合宿を張り、延べ時間30時間を超える会話をしてきました。その目的は、「店長のリーダーシップ研修の策定」です。それを開発したいと願う思いや現状の会社のことを良く知ってもらい、それらを研修に落とし込んでほしいということで、今回の合宿と相成りました。

実は彼とは数年前に一緒に行った海外旅行で、ビーチでのんびりしながら色々な話をしました。さすがに経営者ともなると全く身にならない話は一部で、多くは人生や仕事、会社に繋がる話題でした。自分の話も彼に刺激を与えたようで、「どこかで泊りがけで出かけて自分の話を引き出し、本にまとめてほしい」と冗談めいた話も頂いていました。今回は本にまとめる話はないのですが、泊りがけでとにかく話す、という企画が図らずも5年ぶりに実現することになりました。

話す場所は、喫茶店、ホテルロビー、朝食会場(昼まで居座れました)、海辺の散歩、居酒屋、と発想をマンネリ化させないという意味で場所を転々と変えていました。

話した内容はもちろん明かすことは出来ませんが、彼の会社のことを中心に人間観、自己認知を中心とした心理学、旅行、歴史、哲学的内容(例:自由とは、直感、人生を賭ける覚悟)、本田宗一郎のことなど、語り尽くせないほどに多様な分野に亘りました。

 

前職でも企業内大学の責任者として数多くの研修を策定・実施してきましたが、実は研修をただの学びの場ではなく、実践にも応用して受講生の行動変革を強力に推進する研修を策定するためには、実は経営者の頭の中から人材に関する大量の情報を引っ張り出し、それらを整理・構造化して人材マネジメントや各種施策に関連付け、教育制度の一部としての各種研修に落とし込まなければなりません。しかし、研修を請け負う会社でもそこまでのことは殆どやっていないでしょう。

何故なら、研修会社もクライアントもそのような世界観の中でリーダー研修を捉えることが出来ていないからです。あるいは、気付いたとしてもそれを実現できるだけの能力がないからです。

もう一つの理由として、このプロセスを実施しようとすると能力の他にも膨大な時間がかかり、プロフェッショナルのコストを考えると非常に費用が高くなるからです。このような方法は大手のコンサルティングファームでは行っていますが、恐らく300~500万円は余裕でかかるでしょう。

ただ、この一連の作業を「リーダー研修策定」だけで捉えると確かに高額になりますが、「人材マネジメント戦略の立案とその実行を支援する方策としての研修策定」と捉えると決して高くはないと思います。仮にお金の問題をクリアしたとしても、発注者側の最大の問題は、その成果物の質が本当に何百万という投資に見合うのかがほぼ分からないことだと思います。

 

私はまだ会社を立ち上げたばかりで、世の中やクライアントに対して価値をほとんど提供していません。なので、会社名である「POBインテグラル株式会社」も代表である私「保良健治(やすらけんじ)」も全くの無名です。

自分も中小企業の社長であり、そのような立場で言わせてもらえば、「自社ブランドは社長である自分自身」です。今回の仕事のパートナーである社長がおっしゃっていました。「これまで、多くの優れたアイデアや能力を持った人にあってきたが、殆どの人は組織化が出来ずに消えてしまった。」と。この言葉は非常に重いです。中小企業にとっては、会社=社長です。彼と話してそれが本当に良く分かりました。すなわち、組織化とは、社長の個性や強みを戦略、制度、組織、従業員に落とし込み、それらを拡大していくということになります。そのようなことは大半のことは考えたことも試したこともないでしょう。だから創業して会社を大きくしていくことは難しいのです。

 

話を戻します。
今回研修を作るために4泊5日の合宿で社長さんの話を聞けたことは、これまでのサラリーマン生活でも体験したことのない体験で最高に楽しかったです。だからこそ非常に多くの濃密な情報を得ることが出来て、それを研修にも落とし込める大枠はイメージ出来ました。
そして、頂いた情報をもとに数多くの提案をする予定ですし、これらの実績を今後作成するHPにも記載していければと思っています。

 

クライアントの会社の成長を支援する質の高いサービスを誠意を持って提供し、そのようなワクワクして楽しい仕事で報酬を得る、残りの人生を賭けるに値する目的を持った旅がようやく始まりました。

サニー・ハンセンの提唱する4つの役割、学習と労働との関係

久々の更新となりました。

 

アメリカのキャリアの専門家であるサニー・ハンセンは、キャリアには、家庭における役割から社会における役割まで、人生の役割がすべて含まれており、役割に関しては、人生の4つの役割(労働/愛/学習/余暇)が統合されるべきだとしています。

その2つ、労働と学習の関連性について思うところがあるので、以下に述べたいと思います。なお、学習という言葉は硬いので、今後は学びと表現します。

 

現代社会においては、ほんの一部の方を除いて人生と労働は密接に関連しています。「働かざる者食うべからず」という言葉が現代社会においてもそのまま通用します。なお、次の変化としてベーシック・インカムの状況には注目しておきたいところです。自分の場合も、「人生を豊かに生きるにはお金がある程度必要」という価値観に基づき、手っ取り早く給料アップが実現できる転職を何度かしました。そして、それを成功するための下支えとして、学びがあったと考えています。

お恥ずかしながら、本格的に自分の専門分野や経営について学び始めたのは30歳を超えてからです。しかし、そこからは書籍を何百冊と買い、ビジネススクールにも通って専門知識のインプットに勤しみました。それらの学びは色々な場面で仕事に役立ち、自分のポジションも上がっていきました。すなわち、学びと労働が密接に連動していたのです。その両輪がきちんと回ると人生がとても豊かになります。精神的にも良い作用を及ぼします。

 

しかし、世の中でこのように「学びが労働に反映され、好きなことをして生きているような感覚になり豊かに暮らしている」と言える人はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?1%?10%?正確なところは分かりませんが、かなり少ない部類とは言えるでしょう。最近自分は、学びの領域を深く掘り下げている感覚を持っており、宗教観、人間の価値観、美術を始めとした芸術全般、歴史、哲学・心理学などに興味を持って学び初めています。きっとこの学びも自社の仕事に密接に結びついてくることでしょう。

 

かつて通ったビジネススクールで、友人が放った一言(実は他の人が言っていたのをパクったそうですが)は今でもよく覚えています。

「遊びは人生最大の娯楽だ!」

この感覚を持てない人は、実はサニー・ハンセンの唱える理論の本質は理解できないように思います。そして、高度なキャリアコンサルタントが具備すべき要件の一つとして、この言葉通りに実践していることを挙げておきます。

なお、このようなことは、キャリアコンサルタントの通学講座では決して教えてくれません。

前職の元上司と会う約束をしました

退職して1年半が経ちますが、前職のことは未だにちょいちょい脳裏に浮かびます。出会った人たち、仕事のことなどですが、中でも良く思い返すのが元上司です。

前職に入った意義として、「元上司との出会い」はトップクラスの出来事として挙げます。上司とそのような関係を築けたのは人生で初めてのことです。

実は退職して世界一周旅行に行き、日本に帰ってから無事帰国の報告をするために1度食事をしました。なので、お会いするのは約1年ぶりになります。

 

何を話そうかなあと考えていたのですが、きちんと退職に関する自己総括をお伝えし、これからの仕事のことをお話しようと考えました。退職という出来事は、きっと会社から見れば私から一方的に手を切られたと感じてもおかしくないような状況だったでしょう。だからこそ、これからも元上司個人と繋がっておくためには、ありのままのことを正直に話すしかないと思うからです。

ということで、以下の3点をしっかりとお伝えできるよう準備することにしました。

1.会社を辞めた理由

2.会社に在籍した意義

3.これからやりたいこと

概要は、以下のとおりです。

 

1.会社を辞めた理由

今回の退職は様々な不満があって辞めたわけで、決してキャリアアップなどの前向きな理由があったわけではありません。退職後に何もやることが決まっていなかったくらいですから。でも、そんないくつもの細かい不満を乗り越えた先にあった退職の意義がようやく見えてきました。

それは、「自分の人生で本当にやりたいことを見つけて幸せに生きるためには、組織の中から出てフラットの状態に戻す必要があった」からです。フラットに戻すための手段として、世界一周旅行や語学留学は有効でした。また、会社設立後も焦らずに自分の本当に自分のやりたいこと探しを出来たことも良かったです。おカネも時間も必要でしたが、ようやく今の楽な状態に入ることが出来ました。

今思えば、本当は自分が楽しいと思うこと、やりがいがあること、人の役に立つことに対して熱意を失ってしまったことが重大なサインだったのでしょうが、精神面が低空飛行だったためにそのサインをキャッチすることが出来ませんでした。そのように今感じていることを話してみたいと思います。

 

2.会社に所属した意味

これは、元上司を含めて色々な人と関わりを持てたことに尽きます。退職するということは、ある意味「縁切り」ですから、そのまま関係が切れることも往々にあることです。でも、こうやって元上司に連絡を取って会うことが出来る関係が維持できているわけです。元上司は僕のことを今でも仲間と呼び、戦友と言ってくれています。そういう言葉を掛けることが出来る器を持った人との繋がりは、人生の中でもなかなかご縁がないものです。このことだけでも、会社で感じた不満を全て吹き飛ばすことの出来るほどの価値があるものが、会社に所属したからこそ得られたものでしょう。

 

3.これから何をやっていくのか

これは、事業プランを話します。お話する中で、仕事に繋がるご縁が頂ければ最高ですが、退職者にそんなに都合が良い話が簡単に存在するわけもなく、そんなに期待してはいません。むしろ事業プランに対する感想や指摘、アドバイスを頂きたいと思っています。

 

このご縁がいつまでも続くように、そして太いものとなるようにしていきたいものです。

「こんなに油の抜けた人を見たのは初めてだ」と友人の女性に言われてしまいました

今日は軽めの話題を。

先日、友人宅でいつも遊んでもらっている男女混合の忘年会がありました。

このグループは、ビジネスクールの同期がベースなのですが、見事に男女独身!50も視野に入ってきた独り身ですと、信頼できる仲間づくりがとても大切なのですよ。ということで、僕も含めたこの4名は、一緒に海外に行ったり定期的に飲み会をやっています。

 

そこで鍋をつつきながらお酒が進んでくると、普段はなかなか出来ない、一歩踏み込んだ話になります。タイトルの”「こんなに油の抜けた人を見たのは初めてだ」と友人の女性に言われてしまいました”は、その時に繰り出された一撃です。

詳細はあまり聞かなかったのですが、良い意味でも悪い意味でも、って言っていたので両面あるのでしょう。

ただ、僕としてはこの言葉を貰えたのはちょっと嬉しかったりします。

10年前に前職の会社に管理職として転職し、役員目指してギラギラとしながら進んでいましたが、肝心の仕事に対する満足感はちっとも上がりませんでした。頂いている仕事だって、人事企画課長、人事部次長、事業部戦略部長、教育責任者というスペシャル豪華なラインナップ(笑)。転職後すぐに人事制度改訂(なんと導入が1か月後に迫っていたのに詳細設計が出来ていなかった)に着手してきちんと着地させたこと、私を引っ張ってくれた人事部長が退職して実質的な人事責任者になったこと、医薬品開発支援事業の海外企業と提携を実現させたこと、海外留学生採用の責任者としてこれまで取れなかった飛び切り優秀な人材を多く採用したこと、教育責任者として人材開発体系を作成したり、社長が主体的に参加される次世代リーダーシップ研修を開発・運営したり、と第三者的にみれば結構な成果を上げてきたと感じられると思います。

でも、僕はそこに満足感、そして自己肯定感をちっとも感じることがありませんでした。そこに非常に個性的で優秀な上司がいつもいらっしゃったからです。本当は僕がやるべきコンセプト作りや様々なアイデア出しを非常に骨太に出してきて、それに加えて仲間と一緒に成果を上げていくという決意と絶対に良い成果を上げようとする実践力をお持ちでした。そして人間的な器もとても大きいのです。比較する必要はないのですが、どうしても身近にいる優秀な人のことを見てしまいました。

そして、段々と劣等感を抱くようになってしまいました。その原因は、その人を全面的に認められなかったからだと思います。どこかに自分が勝っている部分を見出したいという感情が潜在的にあったのでしょう。

この人に対して持ってしまう変な嫉妬心だけでなく、自分がこれまで嫌だっと思うところを溶かして無くさなければ次の人生は始まらないことを、自分との対話の中で気づいていました。そして、そのような心の奥底に沈んでいる「何か」をつかみ取るのには多くの時間と自分との対話が必要でした。

そして、人との関係性をもっともっと増やして、1つ1つを心地よいものにしなければならないことに思い当たりました。そのためには、前職の上司に抱いていた変なコンプレックス、大企業でのギラギラした出世欲、人との心の距離の遠さ、などを溶かしてなくしたいと思いました。そういう油を洗い流さなければなりません。

ということで、「油の抜けた」と言われたのは、その効果が出てきたことに他ならないわけです。

 

しかし、私は「霞を食って生きる仙人」を目指しているわけではなく、「現実世界で幸せに生きる人間」を目指しており、そのためには動力としての油も必要になります。

次の僕の課題は、「どのような良質な油を入れて人生を加速させるか」なのかも知れません。

 

 

※「霞を食って生きる仙人」も、実は以前友人から言われたことがあります(笑)

目的なく海外の街をブラつくことの大切さ2

先週台北に行ってきたことは前回の記事で書きました。

僕はキャリコンの勉強をする中で出会った「経験代謝」がお気に入りで、旅から帰った後にも自分で旅を振り返ってみたのです。そして、今回の旅を感性に着目して振り返ると、以下のようなことを思いついたわけです。

「街」を体感して自分の行動範囲を広げる

●価値観を揺さぶる

●思考を止める

●行動力を高める

●本能・欲求を呼び覚ます

●美に触れる

 

ひとつずつ簡単にコメントします。

「街」を体感して自分の行動範囲を広げる

これは僕が旅を趣味にする中で、更に細分化された趣味です。僕は東京に住んでいますが、どこの町がどのような様子かはすっかり把握しているので、交通機関を駆使して自由に出かけられます。それの海外版ですね。バンコクはだいたい「自分の街」化ができており、次のターゲットは台北を中心とした各都市に定めています。まあ、台湾は日本語も結構通じるので難易度は低めだと思います。

今回の旅行では、台北をだいぶ「自分の街」にした感覚がありますが、まだ行けていないところがあるので、あと数回の訪問が必要です。

 

●価値観を揺さぶる

今は独立して収入もほとんどない状態なので、コスト優先の旅を意識しています。以前は東南アジアの都市では数千円出して居心地の良い宿を取っていましたが、そこの価値観を変え、今流行のおしゃれゲストハウスに興味を抱くことで、楽しみながらコストを下げることが出来ます。また、以前は避けていたドミトリー(相部屋)に挑戦してみたり、B級グルメを楽しんだりしました。

結果、自分はほとんど贅沢を求めなくても結構楽しめる人間なんだな、ということを再認識出来ました。

なお、今回残念だったのは、台湾の人とのふれあいや宿泊人たちの接点が全くなかったこと。ドミトリー、挨拶もろくにしない雰囲気というか室内は静かにというのが原則なので話しかけるとかはなかったです。共有スペースも1軒はほとんどアジア人のグループで占められており、もう1軒はほとんど誰にも合わなかったです。オフシーズンなんですかね?

 

●思考を止める

旅行前は、キャリアコンサルタントの試験のこと、ビジネスのことで頭が一杯になってしまい、ちょっと疲れてきたので、旅行は良い休息になりました。息抜きって大切ですね。

今回、当初の旅の目的としていた、「旅行しながら仕事をする」があまりはかどらなかったのは、そのような理由がありました。

 

●行動力を高める

主にB級グルメですが、ネットで情報収集を行い、さっと出かける。台北は少し歩けば美味しそうな地元ローカルの店は沢山あります。でも、そんなところには目も向けずに行きたいと思ったお店に行ってみるわけです。自分の本能(食欲ですが)や直感を迅速に実行する行動力が磨けたと信じたい。

 

●本能・欲求を呼び覚ます

上記の「行動力を高める」で述べたとおりです。本能・欲求を想起してから行動して現実世界で体験できるわけです。だから行動力と対の関係です。

こういう本能とか欲求をきちんとキャッチできるようになるために、僕はヨガをやっているのだと思います。

 

●美に触れる

これは、故宮博物院のことです。前回の記事でも褒めちぎりましたが、本当に「中華の素晴らしい美術品の数々が多数存在している世界No,1の美術館」だと思います(あれ、前回東洋一って言った気がするけど、まあいいや)。

こんな素晴らしい美術館に、成田・台北往復1万5千円でこれる世の中になったわけですよ。本当にありがたいことです。

 

最後の最後になりますが、僕にとって旅は自分に様々な影響を及ぼしてくれるお手軽な手段なのです。旅に「自己概念の成長」という考え方を取り入れ、自分にどのような影響があったかを自分自身に問いかけ続け、新しい意味を出現させるのです。それが、自分に取っての自己概念の成長に結びつきます。

目的なく海外の街をブラつくことの大切さ

先週、台北に4泊5日で一人旅に行ってきました。

目的は特にありません。

強いて言えば、「東京の街を歩くように、台北という町をブラブラしたい」が目的です。これは何となく将来へと繋がっている行動だとも思っているのですが、僕は仕事をする際、なるべく場所に制約を受けないことを目指していて、働く場所の選択肢の一つとして海外も視野に入れています。これまでの旅行ではそういうことは全く意識していなかったのですが、実際にアジアを訪問する際は、サービスアパートメントと呼ばれるショートステイOKのマンション型宿泊施設に泊まることが増えていました。

また、世界一周でもリスボンバルセロナ、フランクフルトではアパートメントに宿泊するなど、疑似地元民として街に溶け込もうとしていました。

台湾はこれまであまり訪問したことはなかったのですが、数か月前に友人達と台北を訪れる機会があり、この町の面白さを体感したことがきっかけとなり、今回訪問することにしました。

航空会社はLCC、現地宿泊施設は今回はアパートではなくゲストハウスに2泊ずつ2ヶ所に泊まることにしました。いずれも台北駅から徒歩圏内です。

今回はあえてアパートメントではなく、ゲストハウスという選択にしました。その理由は、前回の台北訪問で先乗りしていた自分は、友と合流する1日前に1人で宿泊するこにし、その時ゲストハウスに泊まったんです。宿泊情報を集めていたとき、メチャクチャ綺麗そうなゲストハウスが紹介されていたんです。早速Agodaで見てみると、メチャクチャ綺麗やんけ、ということで宿泊してみました。その結果は、「大満足」でした。過去の海外旅行でもゲストハウスに泊まったのは数回、ドミトリー経験は全くなかったのです。なので、前回の台北での宿泊が、ドミトリー初デビューとなったのです。でも、シーツはゆったり清潔、部屋もゆったり、荷物置き場もしっかり鍵がかかり、共有施設のトイレ兼シャワールームもとても綺麗。「ほえー、これが台湾の最新ゲストハウスなのか。」と感心した僕は、「他のゲストハウスも偵察したい!」という欲求が湧いてしまい、今回ゲストハウス2つをはしごするということになりました。

そして、現地でも情報をネットで仕入れながらブラブラし、そして仕事の時間もちゃんと取って海外で仕事が出来るのかどうかも検証することにしました。

結果、訪問したのは以下のような場所です。

●2ヶ所のゲストハウス

結果からいうと、前回泊まったところよりも価格を落とした分、満足度は前回には及ばなかったです。でも1泊1500円で泊まれるなら充分過ぎます。ドミトリーですが、睡眠を妨げるような要素はないです。周囲の音、温度、ベット、カーテンなど問題がある宿はなかったです。

●いくつもの現地B級グルメの名店

日本では食べられない味が格安で食べられます。朝食の豆乳屋、うなぎ屋、魯肉飯(ルーローハン)屋、阿宗麺線(これだけ何故か店名)、朝から小籠包を出す店、などなどを日本で美味しい店を探すがごとくネットを駆使し、色々な店に行ってみました。もう外れなしです。しかも300円くらいというコスパ。あ、有名店は殆ど日本語メニューがあって、伝票に自分でオーダーするので簡単です。

故宮博物院

僕ランク的に、東洋美術館No.1です。ダントツで。中国三千年の歴史から生み出された中国美術品の至宝の数々が全3フロアにちりばめられています。最近嘉儀に南院がオープンしてそちらにも一部移管されたので、至宝度合いは以前より若干下がった感がありますが、それでも今でも凄いコレクションの山です。

●世界一のバリスタがいるカフェ

ネットで調べて朝8時に訪問。台北の素敵なカフェで美味しいコーヒーと朝食を取るなんて思いもよりませんでした。ここで仕事や勉強もやってみました。

●プロジェクション・マッピング

新北市板橋駅前にある新北市庁舎を使ってクリスマス的なプロジェクション・マッピングを行うイベントを毎夜やっている、という情報をネットでキャッチしたので行ってみました。日本でもプロジェクション・マッピングを殆ど見たことがないのですが、シンガポールのアーティスト集団が作成したというプロジェクション・マッピングは、非常にポップで楽しいものでした。あと、この市庁舎は33Fの展望台が無料とのことで、ついでに行ってみて台北の夜景を堪能しました。

●食品のお土産購入のため誠品書店と迪化街

迪化街は食品の問屋街で、かなり安い価格でカラスミ、きのこ類、ドライフルーツなどが買えます。ここでは、マンゴーとイチゴのドライフルーツを各1斤(600g)1300円くらいで購入しました。後は、キノコの姿そのままをチップスにしたキノコチップスを買いに誠品書店に行きました。

龍山寺

台湾現地駐在の友達に連れられ、4年ぶりに龍山寺に行ってきました。おみくじは大吉で大喜びです。

●サウナとマッサージ

あまりにもヘトヘトになったので、偵察も兼ねてサウナに行ってきました。ゲストハウスはシャワーのみなので、久々に湯船につかって汗を流して極楽でした。そして、足の疲れをほぐすために足マッサージ。台湾のマッサージは僕にとっては痛すぎます。いつも加減してもらっています。

●ローカルバス

僕は海外でも日本と同様、主に電車を使って移動します。そして最近はバス移動の楽しさにも目覚めてきています。Googleマップで移動手段を検索すると、バスNoも結果に表示され、簡単に乗ることが出来ます(※但し、若干情報が古いのか、バスNoがバス停に表示されていないことが何回かありました)。しかも台北市内だったら1回50円くらいで乗れます。景色も見えるので地下鉄よりも楽しいです。更には、地下鉄のようにホームまで歩く手間が省けるので楽チンです。

主にはこんな感じですかね。全く高級志向ではないのですが、安く楽しむことが出来ました。

 

そして、今回の旅を感性に着目して振り返ると、以下のようなことを思いつきました。

「街」を体感して自分の行動範囲を広げる

●価値観を揺さぶる

●思考を止める

●行動力を高める

●本能・欲求を呼び覚ます

●美に触れる

それぞれの内容については、次回に書きます。

「働き方改革」時代を迎えて。自分の人生を見直そう。

今、政府では「働き方改革」と呼ばれる、労働のあり方について議論して新しい方針を打ち出そうとしています。

これは、マクロ的には少子高齢化による労働力不足の解決策の1つというのがその理由です。そのために産業から産業への人材の流動化を実現したり、ニート障がい者、あるいは出産子育て中のパパママなどの潜在的労働力を提供しやすくしたり、条件付きで移民を受け入れたり、労働者を酷使するブラック企業に厳しい姿勢を打ち出したり(その姿勢を示すため、電通さんがロックオンされてしまいました)、企業内の適材適所を実現したり流動化を高めたり、人材流動化を促進する担い手としてキャリア・コンサルタントを骨格資格にして有資格者を増やそうとしたり、かなり広範囲かつこれまでになかった深いレベルまで切り込んで取り組んでいる印象です。

私も企業人事に携わっていた人間の1人として、その動向には大変注目しています。そして、世の中が良い方向に向かってくれることを願うのみです。

これらの政策や世の中の価値観の変化、企業の施策が変わってくることも時間の問題ですが、働く人個々人が備えておかなければならないこと。

それは、「働き方の意識改革」です。

皆さんは自分が何の制約もなかったとしたら、どのような働き方を望むでしょうか?

今の世の中の価値観は、「一流大学を出て一流企業か公務員になって安定した人生を過ごす」ところに大きなマジョリティがあると思っています。特に親世代がそのような思考なので、子供にもそれを望んでしまう人が多いように思います。自分の場合は、「転職を重ねながらキャリアアップしていく」という価値観で動いていたので、多少のリスクは取っていましたが、このようなキャリアも昨今では別に珍しくはなくなりました。それでも、「会社勤めから独立して起業したりフリーランスで働く」ことを選択する人はまだまだマイノリティでしょう。

このマイノリティ部分は今でも厳しいと思われていますが、世の中も進化している中、果たして本当に厳しいのでしょうか?そもそも「自分自身の価値で稼ぐ」ということを真剣に考えたことがあるでしょうか?僕は、殆どの人はそこは考えていない、あるいは考えたくない所ではないのかと思います。ここを明らかにすればするほど自分の価値に値段がついてしまうので。

 

僕思うんです。大手企業で高給取りの人ほど、「現在の給料」と「自分の価値」の差がつきやすいのでは?、と。だって現在の給料は様々なプレミアムやレバレッジがきいています。だから給料も良くなる。だけどそれは殆どの場合、その企業の価値であって個人の価値ではないんですよね。スキルの高さは、世の中に裸で放りだれた時にそんなに差がつかないのでは思います。すなわち、中小企業で平均的な人材と大手企業で高給取りでは自分の価値にさほど差はなく、現在の給料で格差があるので、「現在の給料」と「自分の価値」の差がつきやすくなっている、というわけです。

 

話が脱線しましたが、とにかく「自分自身の価値で稼ぐ」ためには、自分はそもそもどういう人生を歩みたくて、世の中にどのような価値を提供し、周囲の人にどのような影響を与え、どのようなワークスタイルで、他人とどうつながりながら成果を上げて、どれくらいの収入を得たいのか?と言ったこと(ここで挙げたものは一例です)を自問自答、あるいは他人と対話しながら練り上げていくのか。いわば人生の設計図を描く必要があります。しかも、変化することが大前提の設計図なので、なおのこと「自分が普遍的に大事にしていること」を骨太の方針として確立させなければならないのです。

 

自分で出来る「働き方改革」とは、実は「自分の人生改革」なのです。

ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、自分自身が自らの今後の仕事をどうしようか考えていく際に、自分のライフスタイルに仕事をどう位置づけるかを考え、そうなると人生全体を未来軸の中で捉えていくようになりました。

そしてその考え方に基づく目標を定め、アクションプランを練って今まさに実行を開始したところです。

例えば、以下のようなことを目標にしています。

フリーランスで生計を立てる

●新しい価値を創造する

●豊かな人生を過ごす

●ポカポカを大切にする(気温、日当たり、人間関係など)

ユニークさと知的好奇心をいつも持っている

●キャリアを軸に高付加価値サービスを世の中に提供していく

●顧客は、企業、個人、教育機関とする

●オフィスを持たずに色々な場所で働く

●会社員時代の倍稼ぐ(本当はもっと欲しいけど、当面の目標として)

●自分の価値は時給で測定する(時給を上げて労働時間を減らす)

●気の合う新しい仲間とつながる

●親兄弟やパートナーとの関係を再構築する

●余暇を楽しむ(僕は、心身の健康維持に関すること、自然と遊ぶこと、世界を旅すること、を挙げました)

●自分の未来を創造する可能性のあるものを学ぶ(これは、放送大学で世界のこと、キャリアコンサルタント仲間との勉強会、英語、ヨガと瞑想の勉強、を挙げました)

 

実は、僕は上記の目標を立てるに至るまでに、会社退職後の2015年8月から今である2016年12月まで、1年5ヶ月かかっています。小難しく言い換えると、自分の脱構築及び再構築に約1年半要したということです。

これが早いのか遅いのかは全く分かりません。人によって全然違ってしまうのでしょうね。そういう経緯を経て、「自分の働き改革」の方向性が見えてきました。

 

今年も12月に入り、来年も迫ってきました。是非12月というタイミングで自分の人生について色々と思いを馳せ、来年の目標につながる新しいことを1つでも発見してみてください。そのようなことが、段々と幸せな人生に繋がっていくと信じています。